ウェーブの塗装ブースを常時排気口に接続して10年以上つかってましたが、いろいろと問題が・・・
・逆流防止弁がついてないので、外から常に空気が逆流している
マンションで気密がよいからか、基本的に塗装ブースから外気が入ってきます
そのため、冬場は非常に寒く、外のホコリや花粉なども、ふんだんに入ってきます
・パワー不足でほとんど吸わない。
これは逆流してくる風に負けてしまってほとんど排気できていないのだと思います
また、もう古くなってきているのとメンテナンス不足も相まってでしょう
ってことで、巷で話題のネロブース風の塗装ブースを作ることにしました。
とりあえず、シロッコファンは確定なので、Amazonでシロッコファンで検索すると、「Amazon’s Choice」になっているファンが、レビュー見ても塗装ブースに使われていることが多いようで、性能見ても十分そうだったためこれに決定!
早速注文!
さすがamazonすぐに届きますw
資料で見ていたのでサイズは数値上知っていましたが、実物見てみるとやっぱでかいな~
設置に必要なサイズの確認をします。
施工説明書にも書いてありますが・・・念のため。
作業机の今まで塗装ブースが収まっていた場所のスペースを測ったところ360mm。
奥行を稼ぐために上にファンを設置したかったのですが、スペースがないため、仕方なく後ろに設置。その分前に塗装ブースがくるので、塗装ブースが工作スペースにもなるように、下の板は長めに設計。
吹き返し防止の上側のパーツは、普段は邪魔なので、丁番をつけて稼働するように設計。
今回は、9mmのMDFを使用、一部余っている端材を使っています。
使用した道具は、丸ノコ、丸ノコガイド、ノコギリ、ボール盤、電動ドリル、電動インパクトドライバ、クランプ等です。
またクレオスのハニカムフィルターを使う前提なので、横サイズはハニカムフィルターに合わせています。
設計が終わったら、材をカットするためとどのサイズの材が必要かを確認するために、木取り図を作成します。
プリントアウトしてホームセンターに持って行くと木材カットサービスもスムーズに依頼できます。
※写真には不要なパーツも含まれています
通称サブロク版と呼ばれるサイズ1枚で十分作成できることがわかります。
大まかにパーツをカットしてもらうと楽ですね。今回は箱組するためのパーツはカットをお願いして、コマかなパーツなどは自分でカットしました。
カットしてもらった材を持って帰っていよいよ作成開始です。
この穴をどうやって開けるか30分ほど、作業場で悩みました。ジグソー持ってないんですよね~(;’∀’)
ボール盤で穴を開けて、電動糸鋸でやろうと思いましたが、アームの関係で奥行きが足りないため使えず。手動の糸鋸も同様の理由で無理。
次に、トリマーでやろうと思ったのですが、ビットを変えるスパナが見当たらず、断念w
結局は、ちょっと危険なのでお勧めしませんが、丸ノコを使って4辺の中央部に切り込みを入れて、その切込みからノコを差し込んでカットしました。
持ってるクランプを総動員して接着します。
この メタルバークランプはちょっと高めですが、非常に強く使いやすくておすすめです。買うなら長いのを2つ単位で買うといいと思います。
播金(ハタガネ)でもいいし、ホームセンターで売ってる安いタイプでも問題ないです。写真の赤いのは安物ですが十分使えてますし。
ホントは、両端と中央で3つくらいはクランプかけたいところです。
ベルトクランプというのもありますが、これは箱組ができたときにはいいのですが、箱を組んでる最中には使えないので、私はクランプをお勧めします。
使用したボンドはタイトボンド3です。これ使いやすくてお気に入りです。
キャップ&ノズルが秀逸。
完全な箱型になるとこのように重しを載せたりで圧着もありです。
なお、接着剤で固定してある程度、接着できてから、釘を打ってます。
MDFはその特性上、ゆがみなどは起こりませんが、釘やビスがあまり効きません。
そのため、接着剤がメインで、ズレ防止と強度アップの為に釘を打ちました。
ぶっちゃけ、ボンドだけでも十分な強度出ると思いますが、クランプの数が少ないのである程度圧着したら、釘で固定して、別の場所にクランプをかけるという方法で工作しました。
ファンを設置するために、先ほども書きましたがMDFにはビスは効かないと思った方がよいので、重いファンを設置するのはこのように裏から木材で補強をしてやる必要があります。ほかにも汎用ステーを使ってボルトとナットで固定してもいいと思います。
無事ファンも設置完了。しれっと斜めの板を固定する用のダボも設置済み。
いい感じです♪
吹き返し防止のやーつを上げるとこんな感じに、圧迫感がなくなるので、塗装時以外は上げてます。
上下の隙間は2段階に調整できるようにしてますが、もうちょっと斜めの板をカットして、上下の隙間を広くした方が、効率はよさそうです。そこはおいおい調整していこうと思います。
こんな感じで丁番をつけてます。
自作の強みで、ぎりぎりサイズ!市販品ではこうはいきません(^▽^)
斜めの板を外すと、見えませんが100均の金網+フィルター+クレオスのはにかむフィルターを設置しています。同じようにMDFでネロブースのようなものをつくられている36ブースでは、このフィルターを斜めの板の下手前側にはめ込んでいますが、私の場合は作業スペースも必要なので、このようにしています。
あと、写真にはありませんが、ファンのガイドとの隙間部分などから吹き返しがありましたので、アルミテープで塞いでいます。
コメント
初めまして。
塗装ブースの自作を考えており、先人の方々の備忘録を探していたらにたどり着きました。プロペラファン、シロッコファン、中には自宅の扇風機を流用して作られている方もおり、自作塗装ブースの作例だけでもこんなにあるものなのかと半ば開口状態です。(笑)
あさやんさんやその他のブログを参考にした結果、ネロブース準拠、シロッコファン装備で方針を固めたのですが、当方未だ学生の為なかなか上手い設計図が作れないのです。
良ければ、本当に良ければのお話なのですが、あさやんさんの作成されていた設計図を売ってはいただけないでしょうか。
拙い文章でのご無礼をお許しください。ご検討いただければ幸いです。
SUEZOさん
ホントに申し訳ありません。今コメントに気づきました!
設計図ですが、売るようなモノでもありませんし、探しましたがたぶん消してしまっています。
たしか36ブースの図面が公開されてたと思いますので参考になさってみてはいかがでしょうか?
ポイントは横幅です。フィルターにぴったりサイズで作るには、画像には横幅510mmで9mmのMDFで作成しているので、それを考慮して箱を作るだけです。あとはファンのサイズに合わせて適当に作れば難しいものではないので。
返信が遅くなったので、もう作られてしまったかもしれませんが、頑張ってください