[制作記]ちび丸艦隊「瑞鶴」#01

[制作記]ちび丸艦隊「瑞鶴」
フジミ模型 ちび丸艦隊シリーズ「瑞鶴」を作る


ネットで、お得に、ちび丸艦隊の瑞鶴+純正エッチングパーツ+木甲板シールを購入したので、本命の「赤城」のエッチングパーツ練習台として作成します。

あまり艦船に詳しくないのですが、せっかく木甲板シールがついてるので、迷彩は嫌だなと思って竣工直後の姿で作ろうと思ったら、竣工直後には艦橋上にある21号電探がないことがわかり、21号電探が装備されて、迷彩が施される前の1944年7月の「マリアナ沖海戦」時の瑞鶴として製作します。

当初、翔鶴として作ろうと思いましたが、瑞鶴は「幸運艦」として有名なようなので、やはり瑞鶴で作ります。戦争の道具で、しかも雪風とは違って沈没もしているので、幸運艦というのもアレですけど・・・

 

 

ナニワトモアレ、仮組!
 
※甲板にはもともと穴は開いていません。
 
エッチングパーツの説明書とにらめっこしながら、接着していい箇所は接着しながら仮組。
ちび丸艦隊を馬鹿にしてました・・・ 思ったよりパーツが多くて時間がかかるかかる(;’∀’)
奥まった部分には一部すでにエッチングパーツは貼った状態です。

あと、パネルラインは再現しない方向です。

 

 

せっかくなので小改修してみる。
作例を見ると、甲板にはなにやら板が出ているのをよく見かけます。
空母でジェット戦闘機が発艦するときにエンジンのノズルのところに壁が出てたりしますが、案感じのやつが。あれが何か調べてみると、「遮風柵」と呼ばれるもので、当時の戦闘機は軽く、空母が航行しているとそれだけでも、甲板上には強風が吹いている状態だそうで、その風避けのための柵だそうです。

なるほど、じゃあ航行中で、甲板に飛行機が載せている時は、開いた状態にしておくのがベターなのかな?ってことで、これを開いた状態にするために少しだけ加工します。


写真の右側のエレベーターの右にあるモールドが遮風柵です。
 
 
まずは、タガネであたりをつけてから、超音波カッターでくり抜きます。
超音波カッターって昔、「パカッター」って言ってたけど今も通じるのかな?
ちなみに、超音波カッターをプラに使用すると簡単に溶けてしまうので、使用する際は素早く確実に処理しないと、樹脂が溶けて修正が面倒になります。
 
 
その辺に落ちてた0.2mmくらいのプラ板を拾ってきて、格納する凹みをでっちあげ。
最初、裏から一回り大きくカットしたプラ板で蓋をすればいいやって思ってましたが、仮組してみると、下から覗けることが判明したので、下側はツライチになるようにハメ込んでいます。
仕切りはたぶん、モールドの仕切っぽい数が正解なのでしょうが、それやるとごちゃごちゃしすぎちゃうので、あっさり目にしました。
雰囲気が伝わればいいかなと。デフォルメされたちび丸艦隊ですし。
 
 
艦橋の製作
艦橋の製作ですが、基本的に、エッチングパーツをマニュアル通りに貼っていくだけです。
あと窓っぽいモールドはピンバイスで開孔しておきました。
1/700とかだと、艦橋の窓枠はカットしてから貼り付けますけど、マニュアルでは、そのまま張り付けてるだけだったので、マニュアル通りに(;’∀’)
以前、大和を作った時よりは、エッチングパーツの扱いは上達してるのは実感できました。
 
実際の瑞鶴
 
実在したモノを作成する模型では、実際とは異なる部分を指摘されがちです。
そこは模型なんだから・・・とも思いますが、やっぱり史実通りに作成したいものです。
そこで、実際の瑞鶴の写真を見てお勉強。
 

ちび丸艦隊では一つも再現されていませんが、ホーサーリール。
使われていないときはカバーがかかってるとどこかで見ましたが、こういう感じなのですね。
 
よく作例で、艦載機を大量に載せているのを見ますがこういう事なんですね。
カタパルトなくても、意外と滑走距離短くて飛べるんですね。
 
艦橋の後ろにあるマストの下にある布に覆われたのはなんじゃらほい?
 
 
これは21号電探が装備される前の艦橋ですが、赤城についてるようなマントレットはないんですね。えっとこれはロープ? 防弾ロープってやつですかね。
 
これは、映画「永遠の0」のセットである、赤城の艦橋。
マントレットってこういう感じか・・・奥に防弾ロープも下がってますね。
 
21号電探を装備された瑞鶴の艦橋。
艦橋後部の下の方にある白いのは、柵に白い布でも巻いてるのかな?
ん~ マントレットはないように見えるけど、防弾ロープついてる?
てか、そもそも防弾ロープって意味あったんかな・・・
調べてみると、「断片防御ロープ」と書いてる人もいる。
こちらの方がしっくりくる。ロープで銃弾が防御できるわけがないし。
飛んできた破片から守るくらいなら・・・
しかし、艦橋にそれを巻くのは意味あるようには思えないけど・・・
 
軍艦ということもあって、機密情報ということと、写真やビデオが現代のように発達しているわけではないので、写真もほとんど残っておらず。
 
あとは想像で作るしか・・・
 
赤城に関しては、永遠の0を参考にするのが一番よさそう。さすがにきちんと調べて映像作ってるだろうし。
 

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