[クロスカブ]ボアアップ後にトラブル発生!オーバーホール編

クロスカブ
結局やった内容はオーバーホールに近いw

昨日、パーツが届きやっと修理完了しました\( ‘ω’)/

倉庫の奥で作業したため、こんな狭いところでやってました(;’∀’)

 

 

届いた純正部品.
※スプリングは在庫の関係で、次回オイル交換時に交換予定

ここで、書いている純正部品番号ですが、あくまでもクロスカブ用です。
スーパーカブ、カブプロ等、同じJA10でも、部品番号が異なるパーツがございました。
郵政カブのサービスマニュアルと見比べた感じは、ブッシュの厚さが違うように見えます。見えるだけで同じかもしれませんが。
もし、この記事を見て部品番号から購入を考えている方がいらっしゃいましたら、ご注意くださいませ。

プッシュロッド 14550-KVR-C00
先端ブッシュ 14561-096-000

思ったより薄いブッシュなんですね。以前のモノは、これがプッシュロッドの筒に入る分以外は丸く切り抜かれて筒の中に押し込まれた状態だったのでしょうね。
かなり強く押しつけられないとそんなことにはならないと思うんですが・・・
原因かどうかははっきりしませんが、プッシュロッドのワンウェイ機構部のボールの動きが新品と、今まで使っていたものでは明らかに動きが、今まで使ってたのは悪いです。やはり念のためプッシュロッドも新品を注文しておいて正解かもしれませんね。

 

テンショナローラ 14502-KZV-J00

テンショナローラは一目瞭然。かけた歯が痛々しい。おそらくオイルと一緒に出てきたのはこの部分だと思われます。

 

ガイドローラー 14610-KWB-600

左が新品です。この写真だとちょっとわかりにくいですね(;’∀’)
次の写真を見れば中央の出っ張り部分が摩耗しているのがわかります。

 

だいぶ白飛びしていますが、中央の出っ張りが新品と比べて全然違うのがわかりますね。

テンショナアーム 14500-KZV-J01

写真を撮るのを忘れてしまいましたが、こちらが今までのテンショナアーム。プッシュロッドのブッシュがないため、プッシュロッドにめり込んでえぐれているのがわかります。 新品との差はこの部分がえぐれてるかえぐれてないかだけですね(;’∀’)

 

組付けていくよ!

では、さっそく組み付けて行きます。

装着するとこんな感じになりました・・・ん?

 

クランクシャフトの角度から、撮影しているアングルが全然違いますが、
テンショナアームとプッシュロッドのブッシュが当たる部分・・・
角が当たってますけど・・・
プッシュロッドを押し下げても結局この位置になっちゃいます。
せっかく、アームはやっと社外パーツみたいに、面で押さえる形状になっているのにこれじゃ意味なくない?

よく見ると、テンショナアームの形状が郵政カブのと違う!

あとは年式の違いなのか内部のくぼみがクロスカブは円なのに、郵政カブの方は楕円になってますね。

 

使用時間1分弱の為に買った、フライホイールを抑える工具。
また使う機会はあるのだろうか? 次使うとしたらクラッチ交換のときとか?

フライホイールの締め付けトルクは40Nmなので、手でフライホイールを押さえておいて締めこむなんてできません。

 

ピストンはシリンダーから外したくなかったので、かるくこすって少しだけカーボン落とした状態です。なので、ちょい禿げてますw
シリンダーの中はかなりきれいで、オーバーヒートでダメージはなかったようです。
しかし、カムヘッドのブロックとの接合に近い部分についてるカーボンが均一じゃなくて、上下はすこしだけ置くまで広がってる感じです。
ノーマルのシリンダーはきれいに円になっているのですが・・・なぜだろうか‥
リングの方向がずれてるのか?

わかる方いらっしゃいましたらご教授ください。

 

バルブ周りは、ボアアップした時も何もせずそのまま再使用していたので、パーツが届くまでの時間を利用して、きれいにしておきました。
クレのエンジンコンディショナーを使用しました。

ホントは剥離剤でやろうかと思ったんですが、調べたらアルミを腐食するとか・・・
その点、エンジンコンディショナーは本来の使い方がかなりトリッキーな方法で、クリーニングするようなので、まず今回みたいな使い方には問題ないですね。

 

泡が弾ける時に汚れが落ちたりするのもあるだろうけど、何度もやってみて付け置きの方がよく落ちる。
これを何度も繰り返して、歯ブラシでごしごし。何時間かかかりましたがきれいになりました。

 

ついでに、ノーマルピストンもきれいに。

カムヘッドもつけて、カムチェーンも張り、タペット調整のイン側がちょっとゆるかったので調整して、タペットカバーをつけようとしたら・・・

 

ん?なにこのボルト・・・ サービスマニュアルを見ると、オイルラインをエアなどできれいにするなんて書かれてる・・・ オイルライン?

クロスカブ用なんてのは見たことないけど、オイルクーラーつけたりするってこと?
ちなみに、反対側の出っ張りは頭のないネジが埋まってる感じでした。

ノックピンがささる部分だけど、オイルはここから、タペットカバー内に潤滑されてるとか?だとしたら、常に油圧がかかっているならオイルクーラーをつけることもできるのかな?

でも、オイルクーラー付けてる人って、クランクケースを加工してつけたりしてるのを見たことあるけど? 油温のセンサーとして使えて、一般的な油温センサーと同じ径なら非常に助かる。

センサーついてるとオイル交換時すごくめんどくさい!
アンダーフレームも外さないと、センサーに当たってメガネも入らん!

 

オイルストレーナーの点検

ついでに右クランクケースも開けて、オイルストレーナーの点検と清掃をしようと、右クランクケースを外していきます。

 

サービスマニュアルによると、キックペダルを外して、クランクケース周りにあるボルト10本を外して、クランクケースカバーを外すとあります。

3cmほど開いたのですが、何かに引っかかっており、カチカチと金属の当たる音がして、何かに引っかかっていて抜けません。どうも、キックペダルのシャフトよりもケース中央よりでカチカチと引っかかってる音が聞こえるような気がします。

30分以上、揺らしたり、引っ張ったりしましたが、どうしても引っかかってて取れません。

指で隙間からオイルストレーナー取れないかとやってみましたが引き出せるだけで取れません。

指でゴミがついてないかを確認すると以外にも何も感じません。

しかたないので、あきらめてそっと閉めました・・・

 

その後、クランクケース左右とも開けてるので、オイルを1Lぶち込んでやりました。

 

まずは、エンジンがかかるかのチェック。

問題なく1発始動。 当然カムチェーンのガチャガチャ音も消えてます。
タペットもいい感じに調整できているようです。

しばらくはECUの学習が必要ですが、問題なさそうなので、軽く駐車場棟内を試走。

サスを変更しましたが、駐車場棟内を走るだけで違いを実感。これはいい!

問題なさそうなので、外装パーツもすべて装着しておもらしもないことを確認。

次の週末から走れそうです。さてどこ走ろうか。

 

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